BIJOU DE FAMILLE
女性を魅了するダイヤモンドの輝きは、二つの奇跡によって生み出されました。
最初の奇跡は数十億年前。
地久の内部で高い圧力と灼熱が同居する地球の奥深く、活発な火山活動で結晶が地表まで押しあげることで誕生したのが自然界が生み出した奇跡の石「ダイヤモンド原石」です。
自然界で最も硬い石を手にした人々が、神業とも呼べる繊細な感覚で巧みに磨き上げる、これが二つ目の奇跡。
国境を越え、時代を越え、愛され続ける宝石の王者“ダイヤモンド”を人の手によって磨かれることで真の命が与えられる。
この二つの奇跡により作り上げ、人々を魅了する自然界からの贈り物、それがダイヤモンド。
それは不滅の輝きを持つ宝石として永遠性の象徴とされ崇められてきました。
その中でも現在もなお、スタンダードなカッティング手法として用いられているのが『ラウンド・ブリリアントカット』。
これは、1919年に発明された58面体のカットで、カットされたファセットから入った光を効率よく内部で反射させることで、ダイヤモンドの輝きを強め、宝石の美しさを最大限に引き出すとされています。
美しいこのダイヤモンドは平和の国と呼ばれれるボツワナ・南アフリカ・ナミビア・カナダから運ばれます。
2003年に導入された輸出入規制により、政府が発行するキンバリープロセス証明書が必要となり、より一層希少価値の高いものとして讃えられています。
これらのダイヤモンドを取り扱う人を“デイアマンテール”と呼ばれ、古くからダイヤモンドに携わる人を指すと同時にそれを扱うのにふさわしい信頼に値する人物かどうかがとても重要な基準となっています。
「BIJOU DE FAMILLE」
ジュエリーに愛と夢を込めて、豊かな気持ち、かけがえのない想いでずっと持ち続けていたい夢。
ダイヤモンドが誕生するには必要な三十億年。まさに地球と共に生まれたダイヤモンド。
長いダイヤモンドの命とは相反し、儚く短い人の命。
だからこそ人はその「愛」や「夢」「人生」をダイヤモンドに託して伝えようとします。
祖母から母へ、そして娘へ。あるいは新しい花嫁へ。
“ビジュードファミーユ”は、家の宝石として何世代にもダイヤモンドやジュエリーが受け継がれていくというヨーロッパの風習。その家の想いを愛する人たちへ伝えていくことを目的として語り継がれています。
人間が永遠の命を持つ者ではないからこそ、この世で唯一の永遠のものとも呼べる宝石にふたりの永遠の幸せを託すため、最愛の人へと贈られるエンゲージリングは別格の存在といえます。